私は苦しい。読者も苦しいと思って生きている方がいるはずだとも思う。
我々は脳内で、最高の最善について空想した。それを理想と呼ぶ。
それを生み出した。
しかし、その理想というのは実現が難しく、失策したり、そこから離れていく事に怒りや恐怖を感じる。
それが苦しみとなる。
苦しみとは人間の中で最大規模の不愉快な感情であり、避けたいものである。
解決方法は簡単で、理想なき世界で生きればよい。
それについて”2700年前”に語った男が居た。
シャーキアの王子、『ブッダ』、である。
彼は、あらゆることに対して執着を捨てろといった。
特に、寿命、家柄、食事、金、男女関係についてである。
悟りを開けるからである。
そうで無いと、戦争も呪いも、なくならないと言った
おかしな話であるが、彼はそれでしか人間は救われないといった。
そして、悟りとは真実のことである。
彼はこう述べている。
真実に向かう途中で犯す間違いはたったの二つです。
諦めてしまうことと、始めないことです。
ゴータマ・シッダールタ(釈迦)
それでも、人間として壊れる最後まで、理想を捨てないのである。
最近、パフェを食べた。
とても、うまかった。