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お目汚しをもう少しだけ失礼しまあす。
サッポロのスローガン /大札新 札幌が、もっとはじまる/
私は札幌という街に生きておりました時期があります。
それは、まだ草根だったという意味です。
ここから上に行けば夏は富良野ラベンダー、西へ行けば小樽。
東へ行けば帯広・釧路。冬はタンチョウが見れます。
南は函館があり、芸術文化・自然文化の宝庫です。
北海道という水も飯も魚も肉も野菜もポテトも旨い食の都で沢山食べまくり豚のような見た目になりましたが、自分はそれを勲章だと思う傲慢な人間です。
ですが、彼是五年両親が当時見せなかった北海道の残酷さの側面を見ることになった。
バブル期でさえ求人は人口の五割を下回っている位の経済弱小道です。
そのため、もうこの40年北海道では経済自立の為の事実上の徴兵が行われています。自衛隊員の出身者は北海道民が一番多いのです。
もちろんすすきのもあります。
札幌はどこも花が美しい。
そう繁華街で話す若者たちを見て、今も根から生まれたばかりの自分は札幌の二つの意味の美しい水を知り今一番深く考えさせられるのです。
だから、情けない自分はあまりにも美しい花と交わずにいる童貞なわけです。
北海道は自然だけが一流ということわざがあります。
自然は一流、施設は二流、料理は三流、サービスは四流、関係者の意識は五流
という言葉です。
自分は今回の旅で微塵も感じなかった。
人も飯もサービスも一流そのものだった。
ただ交通網は札幌以外は勿論のこと自分は少しずつ、人情としても、文化としても内面的なものが摩耗して擦り減って行っているように感じました。
20年前の道民はとにかく何かを生み出すことに喜びと命を懸けていた気がします。
情けない自分は役に立たないと承知ですが、確かに不正もあったけど、冬のマイナス20度をしのぐ為に道民一丸となっていた北海道の本当の意味での内面的な活力をもう一度見たい。
フロンティアスピリッツを絶やさない一人として、半道民としてこれからも雑草なりに生きていきます。
今回は本当にお世話になりました。
MAKE AGE OF FRONTIER HOKKAIDO
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